お元気ですか? 苺です!
苺(いちご)と書いて苺(まい)と読みます。

仕事って毎日のことだから、まちがった認識をしてると突然死のリスクがぐっと高まるんだ

ヤバい!
しっかり覚えておかなきゃ~
電車に乗ったとき

わたし電車に乗る時はすわらないから、突然死のリスクはゼロでしょ~

残念ながら、今回はすわるという選択肢はありませ~ん

な、なんと💦
そう、今回は電車に乗った時、足を横に開いて立つか?足をたてに開いて立つか?のお話しです。

そんなのどっちでも同じでしょう?
ところがそうでもないんです。
足を前後にひらく
車輌の中ほどで、つり革を持った状態の話をしますね。
ほとんどの人が肩はばくらいに足を開いて立っていると思います。
でもコレだと電車が揺れた時、おもに体の側面に負荷がかかり、筋肉をあまり動かせません。
運動量もそれほど大きなものにはならないのです。
ここで肩幅に開いた足を、前後に1歩ずつ動かしてみましょう。
右足が前でも、左足が前でもかまいません。
すると今度はふくらはぎやスネの筋肉に負担がかかるようになります。
ふくらはぎの筋肉には、収縮と開放を繰り返すことで、心臓から遠くにある下肢の血液を、重力に逆らって心臓まで押しもどす助けをする働きもあります。
前後の揺れに耐えることは、ふくらはぎの筋肉を繰り返し収縮させて、血管をマッサージする事にもなり、下肢の血行を促進します。
血行とは血液の流れのことですが、より多くの血液が血管の中を流れると、それによって血管の内皮細胞から一酸化窒素という物質が分泌されます。
一酸化窒素には硬くなった血管を柔らかくする効果がありますから、突然死を引き起こす脳卒中や心筋梗塞を防ぎ、血管を若返らせる効果が大いに期待できるのです
とくに更年期以降は、下肢の血行不良が体調不良の原因になりますので、この立ち方を実践してみてください。
電車の揺れがひどい時は、かかとを浮かしたり、ひざのクッションをいかすと、それほど疲れも感じずにすみます。
扉の近くに立つ

すぐに降りる時は、ドア近くに立つことあるかな?
扉ちかくは、知らず知らずのうちに心理的ストレスを受けています。
電車が停車する度に乗客が乗り降りし、他の乗客と肩がぶつかったり身体を押されたりして、精神的に落ち着かないためです。
ストレスは多くなると交感神経系を過剰に緊張させてしまいます。
血圧の上昇にもつながりますから、短時間で降りる時以外は車両の奥まで入り込むようにしましょう。
座席が空いてる!
今さらですが、立つか座るかのお話しも一応しておきましょう(⌒∇⌒)
体調が悪かったり、足腰に痛みがあるなどの理由がないのであれば基本的には立ったままでいる方が、身体にイイ選択となります。
最近の研究で、人間は1日のうちで、座っている時間が長ければ長いほど、肥満や糖尿病になりやすくなり、脳や心臓の血管病やガンの発症リスクまで高くなることが判明しています。
結果として、座っている時間が長い人は、寿命が短くなる可能性もあるということになります。
すわっている時間が長い人は、運動不足で下肢の血流不良になりますし、すわっている時間を少しでも短くすれば、身体を動かすことにつながります。
電車の中で立っているだけであっても、揺れに耐えながら自分の体重を足腰で支えているという意味では、軽い運動と言えなくもありません。
ですから立つ元気がある時には立ったままでいる方がオススメなのです。
ただし加齢による変形性関節症などを抱えていて、立ったままでいると症状が悪化するような恐れがある時には、ためらわずにすわった方が身体にも良いことは言うまでもありません。
自分の身体のことですので、甘やかしすぎにも厳しすぎにもならないように気をつけましょう。
仕事の結果をどうとらえるか?
職場では、仕事への向き合い方についても気をつけましょう。
人の性格とも関係するので、必ずしも生活習慣とは言えないのですが、仕事との向き合い方において心筋梗塞や脳卒中などの重大な血管事故を起こしやすいタイプの人と、そうではないタイプの人がいることが判明しているからです。
- 血管事故を起こしやすいのは、強い目標意識や競争心を持ち、仕事であれ私生活であれトップを取らなければ気が済まないような人。
- 同時に多くの仕事を処理しようとし、イラッとすると誰はばかることなくその苛立ちを言葉や態度に表わす人。
- 話すスピードや食事のスピードも早く、他者に対してしょっちゅう挑発的な態度を取る反面、相手からの攻撃を過剰に警戒する側面もある人。
要するに短気でせっかちな人ですね。
こうした行動パターンを医学的には、 A型行動パターンとか A型性格などといいますが、様々な調査で他のタイプの人よりもストレスを溜めやすいことが分かっています。
ストレスは適度であれば生活にハリをもたらしてくれるため、全くないよりは多少あった方が良いものです。
しかし溜まりすぎると交感神経系の緊張を慢性化させてしまい、血圧の上昇を招きます。
高血圧は心筋梗塞や脳卒中のきっかけともなりかねないので、相対的に突然死のリスクが高くなります。
こういう性格を自覚している人は、カッとなってもすぐに怒りをぶちまけず、その場で深呼吸をしたり、明日に回せる仕事はできるだけ明日に回すようにするなど、日々の仕事でも意識的にストレスをためないよう心がけましょう。
また休日には仕事のことをさっぱり忘れ、外出や運動をするなどして、上手にストレスを解消するよう心掛けると良いと思います。
そして日本人にはA型行動パターンとはまた違った性格の血管事故を起こしやすい人達がいることも判明しています。
それは B 型行動パターンとか、 B 型性格などと言われる行動パターンの人達です。
この人たちはマイペースで競争を避け、他人との優劣にこだわりません。
仕事でも、同僚に負けることを気にしないような性格です。
動作も比較的のんびりとしていて、逆境にあってもあまり不平不満を言わず、コツコツと努力することを重視します。
日本では、この B 型行動パターンの人が占める割合が多いのですが、 A型行動パターンの人よりも心臓病を起こすリスクが高いのです。
職場で我慢に我慢を重ねることで、知らず知らずのうちに大きなストレスを溜め込んでしまう事が多いのでしょう。
自分が我慢することで、ストレスを溜めていることそのものを、あまり自覚していない場合も多いのです。
何か不満があれば、時には口にすることも精神の健康を維持する上では大事なことです。
必要以上に我慢をしすぎないよう、日頃から注意するようにしてください。
仕事では、トップでないと意味がないと思って、頑張りすぎる人も突然死の危険性が高いですし、逆にほとんど順位にはこだわらず、最初から競争を投げてしまっている人も、突然死の危険性が高いことが分かります。
とすれば「二番でじゅうぶんだよ」と無理せず、ほどほどの競争心を持った人こそが突然死を防ぐという意味では、一番有利なポジションにいることになるでしょう。
受けた仕事はどうしても完璧にこなしたいと思ってしまう人は、まず引き受ける仕事の数を減らすよう意識するところから始めてみるのが良いと思います。
競争心は大きすぎても小さすぎても寿命を縮めます。
トイレに行くタイミング
仕事中に尿意を感じたら、あなたはすぐにトイレに行きますか?
それともキリの良いところまでがまんしますか?

あ~どうだろ?
キリのいいところまでやってしまいたいな~って時も確かにあるヮ~
尿意を我慢するとそれだけで血圧が40程度上がる場合があります。
40もの血圧の違いというのは、動脈硬化がすすんでいるほど心筋梗塞や脳卒中のきっかけとなり得る数値の差です。
仕事中でも、尿意を感じたらすぐにトイレに立つことをオススメします。
また電車の座席のところで述べたように、私たちは座っている時間が長いほど肥満や糖尿病になりやすく、さらに寿命が短くなる傾向があるとされています。
仕事中には可能な限り、こまめに休憩をとるよう意識することが大切です。
休憩中はボ~っとしているのではなく、ごく短距離でも歩くことで足を動かすよう意識してください。
とくに長時間勤務の人は、後半疲れがたまってきます。
自分でコピーを取ったり、コーヒーを入れたり、内線ばかりで用事を済まさず直接フロアまで出向いて話をするようにするなど、工夫すれば仕事中でも席から立つ機会を増やせるはずです。
もしそれがむずかしい職場なら、椅子に座ったまま足を太ももから上げ下げしたり、かかとを上げ下げしたり、ノビをしてわき腹をストレッチするなどしてあちこちの筋肉を動かすよう意識することで、悪影響を軽減しましょう。
仕事はじ~っと集中して行なうよりも、ちょこまかと落ち着きなく動きながらする方が、身体にはイイ働き方なのです。