お元気ですか? 苺です!
苺(いちご)と書いて苺(まい)と読みます。

遺品整理って大変そう…体力的にも精神的にも…

マジで今回は、たおれるかと思ったゎ~(^▽^;)
その日は突然やってきた
90歳の伯母(おば)が亡くなりました。
母が亡くなって早や8年たちますが、認知症で施設に入っていた母のお姉さんが亡くなったという知らせが舞い込みました。
伯母は薬剤師で、3店の薬局を経営していました。
今では息子夫婦が後を継いでいます。私にとってはいとこですね。
専業主婦だった母とはまた違った魅力の持ち主で、バリバリ稼いで適度に散財するという感じの人でした。
伯母はいつも忙しそうにしていましたが、お金持ちでハツラツとしていて、おしゃべりの好きな明るい人でした。
なのに着物を自分で着れたり、お茶もたしなむという静動両方をあわせもった人なんです。
私の長男が大学の薬学部に合格した時などは、入学祝としてひとり暮らし用の家具やパソコンなどをすべてそろえてくださいました。
しかも母と長男と3人で、一緒に店をまわってくれてショッピングに付き合ってくれたのです。
母ともとても仲がよくて、私も小さい頃から大好きでした。
葬式も終わった数日後、いとこから連絡が入りました。「遺品整理を手伝ってほしい。」と。
長男ともどもお世話になったので、ことわる理由はありません。
家も電車で2時間ほどの距離なので、速攻返事をしました。
「わかった~すぐ行くよ~!」
遺品整理開始!
いま思うと、遺品整理なんて母の時もそんなに大変ではありませんでしたので、宝探しかなにかのつもりでいたのかもしれません。
「兄ちゃん(いとこのこと)忙しいやろうから、私やるで~~!」
と電話で返事して、家まで行くと…「マジかぁ~~!」
伯母の部屋は、物であふれていました。
きたないわけではないのですが、とにかく物が多い!
しかもゴミの山ではないので、ひとつひとつどうするか判断しないといけない状態でした。
伯母は、あちこち出かけるのが好きでしたので、着るもの身につけるものが多かったです。
センスもよかったし、安物買いでもなかったのですが、私たちが再び身につけたいと思うものはありませんでした。
やっぱり時代の流れって変わるんですね。
服や小物はもちろん、着物・毛皮・帽子が多いのにおどろきました。
毛皮と帽子って収納するのにすごく場所をとるんです。
「これかたづいたら、かなりスッキリするな~」
私も若い頃は、オークションでいらなくなった物を売ったりしてましたし、今ではもっと便利なアプリがたくさんありますよね。
服・カバン・帽子などはイイものを買って、飽きたら売ってそのお金で新しいものを手に入れる。
このサイクルが一番ムダなものを持たなくてイイのですが、伯母はそれをしなかったのでいっぱいになっちゃったんですね~(⌒∇⌒)
今回これをすべて売るのって、写真とったり・質問に答えたり・荷造りしたりしてけっこう面倒です。
どれがいつ売れるかもわからないから、延々と作業が続くことになります。
「こりゃ効率わるすぎるゎ~💦」
と動きが止まってしまったのと同時に、涙がダァ~ッと出てきました。
わたし、伯母が亡くなってから泣くのを忘れていました。
母も元気で2人でおしゃべりが止まらなかったことや
毎年クリスマスにはキラキラのカードを送ってくれたこと
母がガンで亡くなった時も、変わらず元気づけてくれたこと
そんな伯母が認知症になり、私や兄ちゃんのことが分からなくなった時のショックなど…
50年ほどの時が、私の頭の中をいっきに流れました。
「あ~この遺品、こんな簡単に捨てていいのかなぁ~?私も兄ちゃんも後悔せんのかなぁ~?」
今までの心労と更年期の不安定症状で、完全に判断力が低下してしまっていました。
とたんに伯母の大切な持ち物を、どう処理してイイかわからなくなってしまいました。
いらないから捨てる…んじゃない
兄ちゃん(いとこ)は「この家においておく必要はないから、一番イイ方法で処分したい。」と言います。
私「母親亡くなってんのに冷静やなぁ~さすが兄ちゃん。」
兄ちゃん「そうや!苺(まい)ちゃん。テレビでやってる買取のCM知らんか?」
私「???」
兄ちゃん「いらなくなったものを買い取ってもらうってヤツ。」
私「え~と~あるな~でもあれ着物だけやろ?」
兄ちゃん「着物だけかぁ~💦まぁ~とりあえず問い合わせしてみよ。出張してくれるのはメッチャ助かるわ~」
問い合わせの結果、着物以外にもいろんなものを買い取ってもらえることがわかり、さっそく来てもらいました。
来てくださった担当のかたが、物の多さに一瞬引いてしまい、そこから一生懸命査定してくださったのは言うまでもありません。
アクセサリーやブランド品もひとつひとつとてもていねいに扱ってくださいました。
手放す寂しさよりも「大切にする」ってこういうことなんだなぁ~って、思うことができました。
プロの仕事って、やっぱりスゴイですね。