お元気ですか? 苺です!
苺(いちご)と書いて苺(まい)と読みます。

消化のイイやわらかい食べ物は「カラダにやさしい」「健康にいい」というイメージがあるけど?
たしかに風邪をひいたり免疫力がおちているときには、やわらかくて「カラダにやさしい」食べ物を選ぶ方がイイでしょう。

でも体調がイイ時に、やわらかいものばかり食べていても「健康に良い」とは言えないんだ
噛(か)む力・飲み込む力
かたい食べ物はよく噛(か)んで食べなければならないので、あごの力がきたえられます。
あごの骨や歯も強くなります。
またそれを飲み込もうとする力もきたえられます。
子どものころからやわらかいものばかり食べていると、更年期以降は「食べる力」が弱くなりカラダの衰弱を早めてしまいます。
さらにやわらかい食品ほどGI値(グリセミック指数)が高いことがわかっています。

GI値(グリセミック指数)?
GI値とは
食品にふくまれる糖質の吸収度合いをしめし、摂取後2時間までに血液中にあらわれるブドウ糖の量を測ったものです。
ブドウ糖を摂取したときの血糖値上昇率を100として、食品ごとに相対的にあらわされています。
GI値が高い食品ほど消化吸収のスピードが速く血糖値が急上昇するので、糖尿病や肥満のリスクが高まります。
GI値の低い食品は、消化吸収のスピードがゆっくりで血糖値が上がりにくい。
したがって健康のためには、低GI食品を選んだ方がイイのです。
では歯ごたえのある低GI食品って、どんなものがあるのでしょう?
生の野菜・果物
大根・にんじん:細切りにしてサラダにしましょう。新鮮なものを手に入れて、皮をむかずに使いましょう。(皮には栄養がいっぱい!)
トマト:皮付きのまま大きめのくし形に切りましょう。(かじって食べれるように)プチトマトの方がしっかり噛めて、切る手間もはぶけるのでオススメです。
りんご:丸かじりもイイのですが、皮付きのまま横に輪切りにしてみましょう。(1センチ厚さくらい)
乾物類(かんぶつるい)
するめ・昆布:おやつには最適です。
ナッツ類:オススメは素煎りアーモンド。塩分ゼロでビタミンEもとれますよ。
ドライフルーツ:いろんな種類が売っていますが、単品で買うと飽きてしまう可能性が。ヨーグルトやシリアルに入れる用のミックスドライフルーツが便利ですよ。
シンプルな調理法
歯ごたえに着目するなら、サラダ・刺身・焼肉がオススメです。

そんなん料理じゃないやん!
そんなことないですよ。
新鮮な食材をえらんで、サッと仕上げる栄養満点のメニューって最高の料理です。
消化が良すぎるもの
煮込み料理
カレー・シチューなどは栄養的には汁ごといただくのでイイのですが、噛むことを考えるとNGです。
レトルト食品・缶詰
栄養を封じ込めてあるのでいいのですが、歯ごたえはゼロに近いものばかりです。
忙しい時には便利ですが、こればっかりにならないよう気をつけましょう。
ジュース
歯ごたえゼロなのはご理解いただけると思います。
くだものジュースや野菜ジュースは殺菌のため熱を加えていますので、栄養もとんでいると覚えておいてくださいね。
👇ココが大事!👇
やわらかい料理を絶対に食べるなといっているのではありません。ばっかりにならないよう気をつけてくださいね。(⌒∇⌒)