お元気ですか? 苺です!
苺(いちご)と書いて苺(まい)と読みます。

もう~また風邪ひいちゃった~
若い頃はこんなに風邪引かなかったんだけどな~

免疫力が下がってきたのかもね~

免疫力って何?自分で上げることって出来るのかな~?
免疫力とは
病気に抵抗する力のことです。
空気中には見えないウイルスや細菌がウヨウヨしていますが、それを吸いこんでもすぐに病気にならないのは免疫力がそなわっているからです。
ではなにがどこでどう働いているのでしょう?
免疫の主役は白血球
免疫力は免疫細胞のはたらきによって成り立っています。
免疫細胞にはたくさんの種類がありますが、すべて白血球に存在しています。
NK(ナチュラルキラー)細胞やマクロファージなどどこかで聞いたことのある名前も、免疫細胞です。
これら白血球(免疫細胞)が血管をとおって身体じゅうをパトロールし、病原体が入り込まないよう見張っているのです。
免疫力が下がるとどうなるの?
ウイルスや細菌などの病原菌に対抗する力が弱まるので、病気にかかりやすく治りにくくなります。
風邪を例にとっても、かかりやすい人とかかりにくい人がいますよね?
風邪をほとんどひかない人は免疫力が高く、年に1~2回なら普通、年に3回以上ひく人は免疫力が低いといえます。
花粉症・喘息(ぜんそく)・じんましん・膠原病(こうげんびょう)は免疫異常という現象でおこる病気なので、免疫力を上げてもなおるものではありません。
では免疫力を上げるにはどうすればいいんでしょうか?
体温を上げる
免疫細胞がもっとも元気に働くのは、体温37.0~37.5℃あたりです。体温が下がると免疫力も低下します。

高~い!これって発熱じゃない?

待って!待って!ここで注目してほしいのは、深部体温です
免疫力は身体の中心部の体内温度(深部体温)が37℃以上の時もっとも活発に活動し、36℃未満・38℃以上でとても弱くなります。
深部体温とは
脳や内臓などの温度のことで、皮膚温度よりも1℃前後高いのがふつうです。ですが私たちが通常つかっている体温計では測ることができません。
ただし10分以上測ることで、深部体温に近い温度を測ることができます。昔ながらの水銀体温計は深部体温に近い体温が測れます。割れないように注意して、使ってみて下さい。

水銀体温計を使いたくない人は、舌の下で測るのがおススメです
わきの下で測るよりも深部体温に近く、測り方に差がでません

わきの下は、体温計のはさみ方によって正確な温度が出ない事もあるのね~
正しいワキ体温の測り方
舌の下で測るのがおすすめですが、今の時代個人個人の体温計が必要となりますので、実用的ではありません。今回はわきの下での正しい測り方です。
だいたいこのタイプの体温計を使用することが多いと思います。更年期世代用に字の大きなものを選びました。
わきの下って測り方で数値が変わってしまうんです。大切なのはわきの中心に体温計の先をしっかりあてることです。
そうすると体温計の頭(先と反対側)は下図のように自然と下を向きます。
すき間ができないようにしっかりはさみ、ピピッと鳴るまで静かに待ちましょう。
いま公共の場では、非接触型の体温計が活躍していますね。
これは人の額の表面から放射される赤外線量を測定し、舌下(ぜっか)温度に換算してデジタル表示されるタイプです。少し高いですが、タニタですので性能的にはすぐれています。
非接触型の体温計は額にむかって測定するものが多いのですが、前髪がたれていたり化粧をしていたりすると、正しく測定できない場合もあります。
また耳で測定できるタイプもありますね。これは数秒でかなり正確に測定できるので、赤ちゃんに向いています。
まいどの体温計で測るにしても、時間の短縮は絶対にいけません!
体温を正確に知るって、とても大切なことなんです
わたしたちが体温をはかる皮膚温度でかんがえると、平熱が36.5℃以上でないと免疫機能がうまくはたらかず病気になりやすいといえます。

さっきもい言ったように、皮膚温度は深部体温より1℃前後ひくいから

36℃以下の人けっこういるよね…
体温が1℃下がると免疫機能が30%下がりますので、低体温をまねく生活習慣はさけるよう努力しましょう。
食事に気をつける
食べ物には身体を冷やすものと、身体を温めるものとがあります。
身体を冷やすものばかり食べていないか、確認してみましょう。
何から何までおぼえるのはたいへんですので、ザックリおぼえておきましょう。
バナナ・パイナップル・マンゴーなどのトロピカルフルーツは暑い国でとれますので、身体を冷やすはたらきがあります。
日本でも夏に食べるスイカは身体を冷やします。
ショウガやトウガラシなどのからいものは、身体を温めます。
逆に酢は身体を冷やします。
飲み物はどうかというと…
紅茶・ウーロン茶・ほうじ茶・しょうが湯は身体を温めます。
緑茶・コーヒー・牛乳・豆乳は身体を冷やします。(>_<)
足元をあたためる
夏でも長時間冷房にさらされることのないよう気をつけましょう。
冷たい空気は下にたまるので、冷え対策は足元をあたためることを徹底しましょう。
足の血行がよくなると、全身の血行がよくなって免疫力があがります。
キッチンでの料理中は火を使っているので上半身はあたたかいのですが、足元はかなり冷えています。
靴下・レッグウォーマー・室内履き・スリッパなどをはいて、足首・ふくらはぎまで保温しましょう。
職場でのデスクワークやテーブルでの食事の時も、足元は冷えやすい状態です。
はき物にプラスして大きめのひざ掛けを使用すると、体感温度がグッとあがります。
首・手首・足首には太い血管がとおっていますので、ここをあたためると効果的に防寒できます。
外出するときにはマフラー・手袋・ブーツを積極的に使いましょう。
きつめのくつは、血行を悪くするので選ばないようにしましょう。
入浴でポカポカに
ぬるめのお湯にゆっくりつかると、からだの内部の冷えがとれます。
全身の血行もよくなって、NK細胞が活性化します。
40℃のお湯で10分の入浴がおススメです。
その時に好きな音楽をきいたり、好きな歌をうたうとさらに効果アップです。
熱いとも寒いとも思わない、リラックスした入浴がベストなんです。
身も心もポカポカして免疫力がアップしますよ。(*^_^*)
腸内環境をよくするとアップする
小腸と大腸をあわせて腸管といいますが、ここには体内の免疫細胞の70%が集まっています
ですので腸内環境をよくすれば免疫細胞も元気よくはたらいてくれて、免疫力もアップするというわけです。
ストレスが多いと低下する
ストレスを受けつづけるとNK細胞のはたらきが弱まり、免疫力が低下します。
ストレスには身体的なストレスと精神的なストレスがあります。
「暑い」とか「うるさい」といった身体的なストレスは、比較的取りのぞきやすいです。
精神的なストレスは、大好きなものや良い状況をイメージしてみてください。
問題の解決にはなりませんが、イメージし続けるとNK細胞が活性化します。
笑うと免疫力は上がる
笑いはNK細胞の活性をあげます。
理想は1日100分笑うことです。
どうですか?毎日100分笑ってますか?(⌒∇⌒)
テレビやDVDを見て笑うのでもイイんです。
口角を上げて笑う練習をするだけでもイイんです。
爆笑でなくても笑顔でイイんです。できますよ。(^^♪
健康だから笑うのではなく、笑うから健康になるんです~