お元気ですか? 苺です!
苺(いちご)と書いて苺(まい)と読みます。

熱中症ってどうしてなるの?暑さを避けてればならないでしょ?

おっしゃるとおり!でも知らず知らずのうちになっちゃうってのがけっこう多いんだ
◎どうして熱中症になるの?
原因は暑さにより体温が上昇しすぎることですが、症状により4つの段階に分けられています。
①熱失神:暑さで体温が上がると、身体にこもった熱を外に逃がそうとして皮膚の血管が広がる。すると脳へ送る血液量が一時的に少なくなり、めまい・立ちくらみを引き起こす。初期症状として、ピリピリとしびれるような頭痛がしたり、生あくびが頻繁に出る。
②熱けいれん:手足の筋肉のけいれんや痛み(筋肉痛)筋肉がつる症状(こむら返り)が現れる。同時に大量の汗をかいてめまいがする。顔面蒼白・動悸・一時的に失神することも。処置をすれば、数分から数時間で回復。水分+塩分補給も重要となる。
③熱疲労:熱射病の一歩手前。水分補給が追い付かず、身体が脱水状態になっている。吐き気・嘔吐・頭痛などの症状が出る。救急搬送が必至。
➃熱射病:昏睡状態・錯乱などが起き、命の危険がある。
暑さで体温が上昇すると言っても、その状況はさまざまです。
炎天下で仕事をする・外出時に炎天下を移動するなどは当然気をつけなければなりませんが、家の中でも熱中症にはなります。
暑さを避けることができるのであれば、外であろうが家の中であろうがガマン大会をせずに避ける工夫をしましょう。
冷房は身体に悪いと言って、自宅で扇風機だけで過ごしていませんか?

そんなのウチのおばあちゃんの時代の話でしょ~
冷房の冷気は、直接身体にあて続けなければ悪いということはありません。それに扇風機の風も直接当て続けると、よくないですから。
じゃあ「汗をかくのはイイことだから、もうちょっとガマンしなさい」って言われませんか?

それお母さんが言ってるわ…
汗をかくのは確かに悪いことではありません。ただしジワッとかく程度でいいんです。
掃除・洗濯などした時にジワッとかく、ふろ上がりにジワッと汗をかいている…というのが理想です。
そんな時でも乾いたタオルで汗をふくのではなくて、濡れタオルで汗をふきましょう。汗の塩分がとれて、体温も下げてくれるので一石二鳥です。
夏にはエアコンは必須です。温度を設定できるし、湿気も取り除いてくれるので快適です。

でも電気代が、どうしても気になっちゃうのよ
そうですよね。では快適に過ごしつつ、電気代も最小限ですむようにするにはどうすればイイんでしょう?
外出から帰宅した時、家の中の温度は40℃を超えていることが多いです。そんなとき温度を一番下げて、急冷で一気に冷やしていませんか?

これ一番電気代を使ってます

やっちゃってるわ…
エアコンは風力が強くなると、電気代がかかると思ってください。
でも自動運転にしていても冷房・暖房ともにかけ始めはどうしても強風になりますよね。設定温度に少しでも早く近づけるためです。
設定温度を26~28℃あたりにしておくと、勝手にムダなく涼しくしてくれます。

でも帰った時のあの暑さがツライのよね~
わかります。
もし帰宅時間がはっきりしているなら、30分くらい前の時間にスイッチが入るようにタイマーをかけておくのがおススメです。28℃設定でも全然ちがいますよ。
帰宅時間が読めないときは、まずエアコンをつけて…そのままシャワーを浴びる!

浴室から出るころには、程よく冷えてるってことね!
冷気は下へ下へ流れるので、風向きを上にしておきましょう。部屋全体が均一に冷えてムダがありません。
エアコンの稼働台数が増えれば、その分電気代も増えます。リビングで一家だんらんの時間を増やすのも節電につながりますよ。
どんなに頑張っても熱中症になってしまっては本末転倒ですので、わが家の適正ラインを知っておきましょう。人とくらべる必要はありません。
部屋の温度を確認しよう
また感覚で暑さをがまんするのではなくて、部屋に温度計・湿度計をかけて、数字を確かめるようにしましょう。
キッチンなどは料理中、思いもよらず温度が上がっていることがあります。
湿度が高いと不快指数もあがりますので、温度計と湿度計の両方がそろっている方がいいですね。
私たち更年期世代以降は、暑さを感じにくくなっていく傾向にありますので、温度計・湿度計の使用を強くおすすめします。
季節 | 室内温度 | 室内湿度 |
---|---|---|
夏 | 25~28℃ | 55~65% |
冬 | 18~22℃ | 45~60% |
外出する時間
時間をずらせるのであれば、日中よりも早朝か日が暮れてからにしましょう。
身体の疲れ方が全然ちがいます。
買い物・ガーデニング・散歩・ジョギングなどは、季節が変われば気温・日の長さが変わりますので、時間を変えることも考えましょう。
特にガーデニングはついつい一生懸命やってしまいますので、早朝の快適な時間にすることをオススメします。(⌒∇⌒)
◎効率的な熱中症対策
湿度(しつど)も重要!
だれでも「暑いな」と思えば涼を求めるでしょうし、のどがかわけば水分をとるでしょう。
ですが、ちょっとしたコツで熱中症対策の質もグン!とあがりますよ。
熱中症対策といえば温度設定ばかりを気にしがちですが、湿度(しつど)も重要です。
湿度が高いと、ジメジメして不快指数が上がります。
温度の下げ方を最低限にして、湿度を適正に下げる…これで汗のかかないギリギリのところが身体によく、快適でもあります。
エアコンは、「冷房」「除湿」「ドライ」に湿度を下げる機能があります。「送風」には除湿機能はありません。
温度と湿度の両方を考えて、エアコン設定をしましょう。
節電したいけど…
ですが、エアコンをつければ寒いし消したら暑いし…という日がありますよね。
こんな時はエアコンをまめにつけたり消したりをすればイイのでしょうが~
こんな事を聞いたことはありませんか?
エアコンはつけたり消したりを何度もするなら、つけっぱなしの方が電気代が安い!

あるある!実際どうなの?
エアコンの機種によって違いはあるでしょうから、おおよその目安にしてください。
1時間に1~2回のつけたり消したりで、消している時間の方が長いのなら、つけたり消したりした方がイイでしょう。
5分や10分ごとにつけたり消したりをするなら、つけっぱなしの方が電気代は安くなるでしょう。
あと30~40分程度家を留守にする…というときは、つけっぱなしの方が電気代は安くなります。それ以上のお出かけの際は、スイッチを切ってでかけましょう。
そしてエアコンのフィルター掃除をまめにすること!これけっこうあなどれませんよ~)^o^(
★昭和のすぐれものを使ってみよう!
クーラーやエアコンを使ってあたりまえになったのは、昭和後半からです。
それまではあっても扇風機で、なんとかすごしていました。
いったいどんな昭和の知恵があったのでしょう?

コツは風通しをよくすること
★夕涼み
いまは夕涼み(ゆうすずみ)なんて言葉は、ほとんど聞きませんよね。
クーラーやエアコンが出回っていないころは、夕方になって日が落ちると~
家の外に縁台(えんだい)を出して、蚊やりで蚊取り線香をたいて、うちわ片手に涼んでいました。
- 縁台:背もたれのないベンチのようなもの。木や竹でできている。
- 蚊やり:蚊取り線香をたく道具。豚の形のものが多かった。
今でもちょっとした庭があれば、こういった夕涼みができます。
直前に水をまけば、さらに涼しくなりますよ。
打ち水といって、熱くなった地面にまいた水が蒸発するときに、温度が下がり涼しくなります。
暑さがピークの日中より、朝夕が効果的です。
★扇風機
昼間でもエアコンをつけたらちょっと寒い~といってつけたり消したりするとき、ありますよね。
こんな時は、効率よくすれば扇風機だけでもすごせます。
まず窓やドアを全開にして、風が通る状態にしましょう。
扇風機を窓やドアの方へ向けてまわします。
すると反対の窓やドアから空気が入ってきて、風通しがとてもよくなります。
湿度が比較的低い時におススメです。
★蚊取り線香
蚊取り線香で涼しくなるわけではありませんが、ハエや蚊が気になって「窓が開けられない」とか「庭・ベランダで用事ができない」なんてありませんか?
そんな時は、蚊取り線香をつかってみましょう。いまは花の香りのものが出回っています。
5~10分つけるだけでも効果がありますし、服ににおいがついても気になりません。
昔の印象と全然ちがいますよ。
👇この蚊やり、昭和っぽくなくてカワイイ!👇
蚊やり:火のついた蚊取り線香をおく入れ物
★風鈴
もうひとつのおススメは、風鈴です。
昔はすだれや扇風機と一緒に用意して、夏じゅう軒下につるしていました。
お気に入りの音のものが見つかると、心いやされますよ。
👇私が今までで一番イイ音だと思った風鈴、火箸でできています👇
モビールなども部屋につるすだけで、涼やかになるものがありますよね。
👇ココが大事!👇
季節のインテリアや小物は、用意したり片付けたりすることを楽しみましょう。めんどうだと思ってしまうと、エアコンオンリーになってしまいます。
水分補給
炎天下で働く人たちは飲む量がハンパないでしょうから、とりあえず水かお茶を持参することが多いようです。
水分だけでなく、塩分も一緒にとるべきなのはご存知の方も多いでしょう。
塩分補給用の飴やタブレットがありますが、大量に汗をかく時には重宝です。
普通に日中外出する時は、スポーツドリンクや経口補水液を持ち歩くのがいいでしょう。
ダイエットをしている人は、スポーツドリンクよりも経口補水液を。スポーツドリンクは飲みやすくするために経口補水液より甘味成分が多いので。
塩分量は少ないですが、ミネラル麦茶などは普通の麦茶よりは夏バテ防止になりますよ。
服装
暑い時は、熱の吸収が少ない白い服を選ぶのがいい!といわれています。
暑さ対策としてはいいのですが、白は光を通してしまいますので、紫外線対策にはなってないんです。
そこでインナーに黒を選んでみましょう。
熱も紫外線もカットできますよ。
日傘・サングラス・サンバイザー・アームカバーなどの小物も上手に使ってくださいね。
マスク

夏のマスクってほんと地獄!
コロナか熱中症か?究極の選択だょ~
そうですね。マスクなしで外出できる日が来るのを待つばかりです。
そこで!どの素材のマスクが涼しいのか?知っておきましょう。
- ウレタン
- ガーゼ
- 布
- 不織布
上記は涼しい順番です。
ウレタンマスクは薄くて空気の通りもイイので、1番涼しく感じます。
ただし!ウイルスや菌が侵入しにくいのは、不織布(サージカル)マスクです。
唾液(だえき)の飛び散りを防ぐのなら、どの素材でも役に立ちます。
さらにマスクをすることで、自分の素手で口のまわりをさわらなくなります。
これだけでもかなりの感染が防げるので、どの素材でもOKです。

でも今はようやくマスクの使用が自由になったから、少しラクだよね

まだまだマスクが必要!という人がいる事も忘れないようにしよう!
