お元気ですか? 苺です!
苺(いちご)と書いて苺(まい)と読みます。

年に1回くらいはちゃんと身長計ってる?

わたし専業主婦だから健康診断してないし、身長も計ってないわ~
学生時代は学校で健康診断があって、年2回身長を計る機会があり、記録も残してくれます。
健康診断をしてくれる企業に勤めていると、1年に1~2回身長を計る機会がありますよね。
これけっこう大事なんです。
身長の伸びが止まったら、次はちぢんでいないか気にしましょう。

背なんてホントにちぢむの?
歳をとれば背はちぢむ?
平均40歳以降になると、10年で1センチくらいはちぢみます。
ですので1年で1センチも2センチもちぢむのは、なにか原因があります。
身体の水分量
人間の身体の水分量は、子ども70%・成人55~60%・老人50%です。これにともなって背骨の椎間板(ついかんばん)の水分量も減少し、厚みがうすくなって身長が低くなります。
ですがこれは一番自然な減り方です。これによって年に1~2センチも減る事はありません。
背骨は…
椎体(ついたい)とよばれる硬い短い骨と、その間に椎間板(ついかんばん)というクッションが交互に積み重なって、前後左右に曲がるようになっています。
骨粗鬆(しょう)症
骨がスカスカになり、圧迫骨折をおこした結果、身長が低くなります。この場合は、椎体がスカスカになります。
骨がスカスカになる原因は、女性ホルモンのエストロゲンの減少です。閉経後の更年期をむかえると気をつけなくてはいけません。
骨は、新しい骨をつくる細胞(骨芽細胞)と古くなった骨を壊す細胞(破骨細胞)とがバランスをとって、丈夫な骨を形成しています。
女性ホルモンであるエストロゲンが骨芽細胞に大きくかかわっていて、エストロゲンの分泌が減ると、骨の生成が追いつかなくなってしまい、スカスカになるのです。
閉経前後に身長が急に低くなった時は、骨粗しょう症の検査をおすすめします。
さらに変形
骨がスカスカになっているにも関わらず放っておくと猫背になったり、背骨だけでなく他の骨ももろくなっていますので、股関節や膝関節が痛くて曲げて立つ習慣になったり、O脚変形のまま歩くようになったりします。
筋肉のおとろえ
あまりにも運動をしなさすぎると、腹筋や背筋がおとろえて骨盤・背骨を支える事さえツラくなって、姿勢が悪くなります。
この時はすでに2センチ以上は背が低くなっていると思います。
見た目もスラっと立つことはできなくなっているでしょう。
若い時とくらべて、50~60代で2センチ、70代で3センチ以上低くなっていたら、姿勢の悪さや骨粗しょう症をチェックしましょう。
背をちぢませない=健康
良い姿勢ですごす
少し気をつけるだけで、若々しく見えますよ~
筋肉をつける
少し身体を動かす程度に考えてください。
栄養のバランス
カルシウムはもちろん、カルシウムの吸収を助けるビタミンDやマグネシウム・リン・たんぱく質も意識して摂りましょう。
ビタミンC:ビタミンDとの相乗効果で、軟骨のコラーゲンを形成します。
20~30歳代より身長が2センチ低くなったら、転倒する危険性が2倍になります!
➡これはすでに筋力低下や運動不足・姿勢が悪くなり、転倒しやすい状況になっているという解釈です。
高齢者は転倒による骨折がもとで、寝たきりになりやすいので要注意ですよ!