お元気ですか? 苺です!
苺(いちご)と書いて苺(まい)と読みます。

食事のやり方や食べ物で、突然死しやすいかがわかるの?

食事の影響ってけっこう大きいんだよ
ランチに行こう!
外食した時は残さず食べる?

もったいないもん!全部食べるよ~
マナーから言えば、出されたものを残さず食べるのはイイことですよね。
おいしい外食は、濃い味付けのものが多いです。
完食すると、塩分をとりすぎてしまいます。
高血圧予防のためにも、おかず・みそ汁の一部や漬物などを残す方がイイのですが…それができるかどうか?
たとえマナーに反したとしても、自分に合わせて一部を残す人の方が生活習慣病を発症しにくく、ひいては突然死も予防しやすいと言えます。
何度か行っている店であれば、みそ汁を半分にしてもらったり、漬物なしにしてもらうこともできそうですね。(⌒∇⌒)
どんな調理法で食べるか?

外食で、そんなことまで考えなきゃいけないの?
考えてほしいんです。
料理は手間をかければかけるほど、脂質・糖質・塩分などが増えていく傾向があります。
たとえばハンバーグや手作りのソースや煮込み料理などです。
魚は生のまま食べるのが一番のおススメです。
なぜなら魚の油は熱に弱いから。
焼く・煮るは短時間なので、二番目におススメします。
フライにすると揚げ油と置き換わり、衣の糖質までプラスされてしまい、動脈硬化のリスクが高まります。
当然、突然死のリスクも高まるというわけです。
飲み会に行きます!
悪酔い防止にはウコン?

みんなで飲み会に行くから、悪酔いしないようにウコンでも飲んでおこう!

ウコンって本当に効くの?
飲み会の前にウコンを飲めば、悪酔いや二日酔いをしにくくなるというのはすでに常識となっているようです。
ですがウコンの二日酔い防止の効能は、科学的に証明されているわけではありません。
肝臓を刺激し、消化液をたくさん出させる作用をもっていますので、消化機能が弱った場合に効果があるとされています。
アルコールの分解作用があるかどうかの研究結果としては、いまのところ認められていない状態です。

なるほど…で、突然死とどういう関係があるのかな?
ウコンを悪酔い防止に飲むことは、悪いことではありません。
ですが、ウコンを摂(と)ることで悪酔いしないと安心して、飲みすぎてしまうことが問題なんです。
お酒は百薬の長とも言うように、適量であれば健康によい影響を与えます。
全身の血行を促進しますから、突然死に直結する心筋梗塞や脳卒中などを減らす効果さえあることが確認されています。

でもそれはあくまでも適量を守ればの話!
ウコンを免罪符(めんざいふ)にしてしまうと、適量などはあっという間に通り過ぎ、過剰なアルコール摂取が習慣になってしまいます。
これが突然死と直結するというわけです。
お酒は節度を持って楽しまなければならないのですが、もし事前に飲むのであれば牛乳を飲むことをお勧めします。
宴会に向かう前にコンビニなどで、小パックの牛乳を飲めば、空腹の状態よりも胃腸からのアルコールの吸収を穏やかにしてくれます。
ただし牛乳にも、二日酔い予防効果の確たる根拠となるデータがあるわけではありません。
大量のお酒から身を守ってくれる都合のよい方法など、どこにもありません。
自分の飲める酒量を知って、それ以上は飲まない!という冷静さをもって自分自身を突然死から守りましょう。
おつまみを選ぶ

身体にイイおつまみを選びましょう
そしてそれを食べすぎないようにしましょう
お酒を飲むと食欲が強まるので、栄養バランスを考えずにおつまみを選んでしまいがちです。
お酒の適量を守っているのなら、お酒そのものの害より、おつまみによる栄養のかたよりの方が心配な場合があります。
おつまみを選ぶとき、塩分や脂質が多いものは避けましょう。
塩分・脂質の多い食べものは、血管にダメージをあたえ動脈硬化の原因になります。

でも味の濃いめのものや、油っぽいものって美味しいんだよね~
確かにそうですね。
でも塩辛やからすみ・明太子などには、びっくりするほど塩が入っていますので、おぼえておきましょう。
魚の塩焼きは、店によって塩加減がちがいますので、気をつけてください。
フライドポテトや唐揚げなどは居酒屋のテッパン品ですから食べるなとは言いませんが、みんなでシェアして大量に食べないように工夫しましょう。
刺身・冷奴は安心おつまみですが、醤油のつけすぎには注意しましょう。
枝豆も安心ですが、塩味が濃いかどうかを気にするようにしてください。

サラダもおすすめだよね?
ポテトサラダやマカロニサラダは、糖質たっぷりですのでオススメできません。
海藻サラダ・大根サラダ・ごぼうサラダ・チキンサラダなどがいいですね。
サラダを食べる際には、ドレッシングがかかりすぎていないかもしっかりチェックしましょう。
ドレッシングには、かなりの糖分と脂質がふくまれています。
健康的だと思いこんでいると、多めにかかっていても食べてしまいます。
最小限の量で食べるようにしましょう。

蒸し野菜なら安心じゃない?
蒸し野菜の盛り合わせは脂質はほぼありませんので身体に良さそうですが、れんこん・かぼちゃ・いも類などの根菜は、糖質が意外に多いのです。
大量に食べなければ大丈夫ですので、おぼえておきましょう。
きゅうり・セロリ・アスパラなどの野菜スティックを選ぶことをお勧めします。
イカやタコもおすすめです。
糖質をほとんど含みませんし、身体に良いオメガ3系の不飽和脂肪酸や、血圧低下や肝機能向上の効果が期待されるタウリンも含むからです。
しかもしっかり噛まないと食べられませんので、食べるペースをゆっくりにする意味でも最高のおつまみといえます。
このように素材そのものを味わうおつまみの方が、総じて健康状態を良くしたり悪い影響を緩和してくれたりするものです。

ではココでクイズです
ミックスナッツとドライフルーツ、お勧めおつまみはどっち?

ドライフルーツ!
ミックスナッツは塩分・脂質が多いよ~
答えは、ミックスナッツの方が断然オススメなんです。
なぜならドライフルーツには、想像以上に多くの糖分が含まれているから。
水分がぬけている分ついつい食べすぎてしまい、血糖値がいっきに上がることが予想されます。
血管を痛めつけてしまい、突然死の最短コースです。
ミックスナッツは脂質が気になりますが、オメガ3系の良い油を多く含み、血管に優しい効能を持っているので、適量ならむしろオススメです。
- アーモンド:抗酸化作用の強いビタミン E や脂肪燃焼効果が高いビタミン B 2が豊富
- くるみ:魚の油やえごま油亜麻仁油などと同じオメガ3系の不飽和脂肪酸が豊富
- ピーナッツ:オリーブ油などと同じオメガ9系の油が多く含まれ、血中のコレステロール代謝を助けてくれる
- ピスタチオ:カリウムやビタミン B 1が豊富
その他、マカダミアナッツやカシューナッツには様々な栄養素がバランスよく含まれていて、どのナッツにも何らかの健康効果が期待できます。
ただし塩分で味付けしているものは、控える必要があります。
ですがナッツ類はカロリーは高いので、食べ過ぎは禁物ですが、少量であれば最高のおつまみまたはコーヒーブレイクのお供になるでしょう。