お元気ですか? 苺です!
苺(いちご)と書いて苺(まい)と読みます。


長寿と若返りには「免疫力」がとても大切です
免疫とは、病原菌などの外敵から身体を守って病気になるのを防いだり、かかった病気を治そうとしたりする体内システムのこと。
免疫のすごい働き
- 感染予防:ウイルスや細菌からの感染をふせぐ
- 健康維持:疲労・病気・ストレスによるダメージを回復する
- 老化予防:新陳代謝を活発にし、老化をふせぐ
免疫力が高まると?
- 老化をふせぎ、若々しさが促進
- ガンの発生をおさえる
- うつ病などの心の病気を予防
免疫力が弱まると?
- 老化が進み、寿命がみじかくなる
- アレルギー疾患・自己免疫疾患の発症
人の命は免疫力が握っていると言ってもいいくらい。そんな大事な免疫力、生まれてしばらくするとそなわってくるものなんです。

じゃあもともと持ってるんだ!免疫力って!
そうなんです。だからいま持っている免疫力を、これ以上さげないようにしたいですね。

免疫力を下げずにって言ったって…漠然としすぎてどうしたらイイのかわかんないよ~
たしかにそうです。ではどうすればいいか?
まず人体最大の免疫器官は腸です。免疫の7割を腸が担当しているのです。

お腹をこわさないようにすればイイとか?
簡単に言えばそうです。腸内環境をよくして腸内バランスが安定していれば、免疫力は向上します。

やっぱ抽象的でわかんない…

じゃあ~ちょっと逆の考え方で…普段免疫力を下げるような事はしてないかな?
免疫力を下げる原因とは?
原因は5つ
1.かたよった食生活
免疫細胞はたんぱく質を中心にさまざまな物質からできています。
悪者扱いされがちなコレステロールも、細胞をつくるうえでは欠かせません。
栄養素が不足すると免疫細胞がじゅうぶんに作られなくなり、免疫力が下がってしまいます。
「粗食は身体にイイ」「野菜をたくさん食べよう」などと言いますが、まちがったとらえ方をしていると、栄養がかたよってしまいます。
- 粗食がイイからと言って、ごはんと漬物だけの食事をしていませんか?
- 野菜がイイからと言って、野菜サラダだけの食事をしていませんか?

だって太るのはイヤだよ~若い時みたいに簡単にやせないし…
わかります。
でも糖質・脂質をゼロにするのは、やりすぎです。
糖質・脂質をゼロにしない
もし菓子類をたくさん食べているのなら、減らしましょう。
ごはん・パン・麺類や油っこいものをたくさん食べているのなら、減らしましょう。
ゼロにしてはいけません。
食べられないストレスで、また免疫力が下がります。

マジか…💦でも減らして食べるってむずかしいんだょね~
「これだけしか食べられない…」ではなく、「これだけ食べられる!」ですよ(⌒∇⌒)

あなたにとっての適量を知ってください
タンパク質はとても大切
もうひとつ大事なのは、たんぱく質。
食欲がない時やもともとたくさん食べない人も、たんぱく質は必ず食べるようにしてください。
更年期世代にはとくに大切です。
たんぱく質が不足すると、免疫力が下がるし、筋力不足でつまづきやすくなったりしてイイ事はひとつもありません。

健康長寿の人は、肉・魚・卵をしっかり食べていますよ。

食物繊維もはずせない
さらに食物繊維も大事。しっかり摂(と)っていただきたい。
食物繊維が不足すると、腸内環境が悪くなり便通異常が…
同時に免疫力も下がります。
気持ちのイイ排便って、とても大切なんです。
2.不規則な生活

夜型の生活や夜ふかし・徹夜・睡眠不足などはすべて免疫力を低下させます。
免疫細胞は自律神経の影響を受けており、夜型の生活や睡眠不足は自律神経を乱しているからです。
ヒトの身体は昼間に活動し、夜は休むようにできています。
免疫システムもこのリズムで働いていて、リズムが乱れるとシステムそのものも変調をきたします。

じゃあ夜勤の人は、全員免疫力が低いんだ!
そうとは言いきれません。
たとえば若い頃から夜勤専門で、休みの日も夜起きているといった昼夜逆転生活をず~~っとストレスなく送っている人はほぼ影響ないでしょう。
逆転なりのリズムをず~~っとたもっているからです。
ですが
- 「今日は夜勤」「明日は昼勤」という人。
- 基本は昼勤だけれど、月4~5回交代で夜勤がある人。
などはリズムが乱れやすく、免疫力も下がりがちになります。
でも仕事に関する事なので、簡単に変えることはできませんよね。
あくまでも免疫力を下げる原因のひとつとしてとらえてください。悪影響がなければ、気にしないでくださいね。
毎日大きなストレスなく過ごせているかを、判断基準にしてください。

3.加齢
年をとると免疫力は下がります。
白血球の中のNK細胞のはたらきが、年をとると低下してしまうからです。
NK細胞は、ガン細胞などを攻撃する免疫力の主役です。
その力は20歳ころをピークに下がり続けます。
若い時は、NK細胞の活性が高いので少々の無理もききますが、40代からは何もしなければ免疫力は下がる一方です。

何も手だてがないの?💦
あります。NK細胞を活性化させればいいんです。
おすすめは、「ゆるい運動」と「ちょっぴり体操」

?????
「ゆるい運動」とはランニングやジョギングではなくて、ウォーキングや散歩・ラジオ体操。
テニスやバドミントン・卓球をするなら、勝ち負けにこだわらずにできるだけ長く続くよう協力しながら、ラリー(打ち合い)を楽しむ。
ゴルフやゲートボールなどもスコアをつけずに、おしゃべりしながら進めましょう。
「ちょっぴり体操」は、『肩こったな~』『同じ姿勢しんどいな~』などと思ったら、肩を回す・脇を伸ばすなどをちょっとだけやる。
2~5回でイイです。

それで終わり?
物足りなかったらもう少しすればイイし、やめたければ終わってください。
大切なのは、「やりたい時にやりたいだけやる」ということです。
「ちょっぴり体操」は、たとえば肩がこった時にどんな体操をしたらイイかをおぼえておくと、効率がいいですよ。
👇このストレッチおすすめします👇

4.薬の飲みすぎ

あなたはどんな時に薬を飲みますか?

熱が出てしんどい時や、頭・のど・お腹などが痛くなった時かな?
そうですよね。ツラかったり痛いのをとりのぞくために服用しますよね?
でもこういったツライ痛い症状の多くは免疫力の治癒反応(ちゆはんのう)といって、いわゆる悪い異物(頭痛・腹痛など)を追い出そうとしているんです。
薬で症状をおさえてもトラブルの原因がとりのぞかれたわけではなく、根本解決にはなりません。
それどころか免疫が排除しようとしている異物を体内にとどめてしまいます。
しかも鎮痛剤・解熱剤・消炎剤・睡眠薬などは症状を緩和させる一方、免疫力を低下させてしまう副作用があります。
その結果、症状が一時的に緩和してもすぐに再発し、免疫力の低下で症状はさらに悪化し、身体は薬の耐性ができてより多くの薬が必要になる悪循環におちいります。

免疫力は、病原菌やウイルスといった敵と戦うために、もともと身体にそなわっている働きです。
少し具合が悪いというだけで薬を飲むという習慣は、どんどん身体を弱くします。
とくに抗生物質は、腸内の善玉まで死滅させてしまうので、注意が必要です。
治癒力(ちゆりょく:なおす力)の主役は免疫力で、薬はわき役にすぎないのです。

5.ストレス
NK細胞は、感情や心の動きに大きな影響を受けます。悲しい・苦しいなどのマイナスな感情をひき起こすストレスにとても弱いのです。
マイナスな感情は、免疫力を下げます。
逆に気を使うことなくおしゃべりしたり、お笑い番組を見て大笑いするなど、ストレスを発散すると、NK細胞がどんどん活性化されて免疫力も上がります。
少しくらいのイヤな事ならガマンしてしまう…日本人ってそれが美徳だと思う人が多いんです。

でもそれって病気を引き寄せているだけなので~わがままにならない程度に、言いたいことも言いましょう!
ちなみに恋する気持ち・キュンキュンする気持ち・感動する気持ちも免疫力をあげます。
毎日楽しいことを探して、楽しいことをしてすごしましょう!
