お元気ですか? 苺です!
苺(いちご)と書いて苺(まい)と読みます。

すわりっぱなしって、どれくらいの時間を言うんだろう?
WHO(世界保健機関)は2012年に「1日に10時間以上すわる人は、1日4時間以下の人よりも病気になるリスクが40%高くなる」と発表しました。
座りっぱなしはなぜいけないの?
心臓は酸素や栄養を体全体に届けるための血液を全身に送り出すポンプの仕事をしています。
心臓で血液を送り出し続けると、末梢に届いた血液を回収するという仕事も必要になりますが、心臓自体にはこの作用はありません。
末梢の血液を心臓へとを繰り返す働きをしているのは、ふくらはぎの筋肉なのです。
歩くことによってふくらはぎの筋肉は収縮と弛緩(ゆるむ)ことを繰り返します
これが心臓のような動きになってポンプとして作用し、血液を送り出しているのです。
ですから歩かないということは、古い血液が末梢に溜まっていくということ。
飛行機の中で長時間座っていると足がだるくなってくることがあります。
若い人でもケガなどで1週間寝たきりになると、最初にベッドから立ち上がるときにはふらつくといいます。
では座りっぱなしはというと~上半身はしっかり働いたり動いたりしているので、下半身の「動かさなさすぎ」に気がつかないのです。
とくに更年期世代は「第二の心臓」ともいわれるふくらはぎの筋肉を使わないことが問題です。
人間の身体は、もともと長い時間すわることを想定してつくられていないんですね。
「座る」は休憩じゃない
これちょっと語弊がありますね~
立って仕事をしている人にとっては、座って休憩したいですよね。
でもずっと座って仕事をする人は、1時間仕事をしたら10分カラダを動かすのが理想です。
パソコン仕事をする人は、1時間仕事をしたら10分目を休めるようにといいますよね。
目を休めると同時に、カラダを動かしましょう。
とくに下半身、腰から下です。
肩・首のコリをとるために、首をもんだり肩を回したりしがちです。
でも腰から下を動かせば、首・肩・背中の痛みもとれるんですよ。
立って会議をする会社もありますが、とってもイイことなんです。
できることからやってみよう
歩く
散歩もいいのですがただ歩くだけではなく、のんびり歩くのと速足で歩くのとミックスしてみましょう。
よりイイ刺激がプラスされて、運動効果があがります。
片足立ち
立って何かをする時は、片足立ちをしましょう。
きれいにポーズをとらなくてもイイんです。
片足に体重をかけるだけなら、信号待ちをしているときでも気づかれませんよ。
スクワットやアキレス腱のばし
どこでもできるというものではありませんが、広い場所は必要としませんのでゆっくりていねいにやってみましょう。
短時間の正座
運動というほどのものではありませんが、ふくらはぎを刺激するのに効果的です。
毎日1~2分、ベッドの上でもイイですよ。

「すわる」ってラクチンだけど、更年期世代にはちょっと気をつけてほしい行動パターンになります!